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大阪市中央区の行政書士 積 博行 のブログ
仕事や日常のことを気楽に書いています
遺言書を準備しておきたいケース その4
気がかりな家族がいる人 

自分がいなくなったあと、介護の必要な配偶者や障がいのある子供がいるなど家族のことが
心配な人は、 彼らが確実に財産を相続できるように遺言すると良いでしょう。 
また、彼らの面倒を見てもらうことを条件に、信頼できる人に財産の一部をあげるように
遺言をすることも 良いでしょう。これは負担付遺贈といいます。 
具体的にどのような面倒をみるのかという点などについては、介護を必要とする配偶者等に
判断能力がある場合は 遺贈者はその配偶者等と事前に十分に話し合っておきましょう。
判断能力がない場合には遺贈者と被遺贈者が事前に話し合った上で遺言書を作成すると
よいでしょう。
posted by office-seki | 21:09 | ・遺言書の「い」 | - | - |
遺言書を準備しておきたいケース その3
子供のいない夫婦

子供のいない夫婦は配偶者の死後、相続でトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。
例えば、先に夫が亡くなった場合、妻が全財産を相続できるとは限りません。
夫の親兄弟が生きていれば彼らも相続人になりますし、親兄弟がいなくても甥・姪がいれば彼らも相続人になるからです。
この場合、妻が相続手続きをスムーズに行うことは難しくなります。例えば、妻が夫の預貯金を引き出そうとしたり、
マイホームの名義変更を行なおうとすると、そのたびに夫の親兄弟、あるいは甥・姪の承諾が必要になります。
もし承諾が得られなかったり、財産の一部を要求されたりするととても面倒です。
「うちは親兄弟がいないから安心だ」と思っている人も、図々しい親戚がいて「私は故人のことを色々と面倒を見て
あげたから財産の一部を要求する」ということが起こりかねないという心配があるなら、あえて「配偶者に全財産を
相続させる」と遺言書で念を押すのも良いでしょう。
posted by office-seki | 18:27 | ・遺言書の「い」 | - | - |
遺言書を準備しておきたいケース その2
法定相続分どおりに相続させたくない人

残された家族には法律で決められた財産の取り分(法定相続分)があります。
強制力はありませんが、通常はその割合を念頭に置いて遺産分割をすることになります。
しかし「配偶者にすべてを相続させたい」という法定相続分と異なる分け方を希望する場合は、
遺言書を作る必要があります。いくら生前のうちに配偶者や子供達と口約束をしていても、
それだけでは実現される保証はありません。
また、遺産分割では相続人同士の力関係が大きく作用し、立場の弱い人は損をしがちです。
「妻にはせめて住む家ぐらいは確実に遺してあげたい」と思うのならば、遺言書を作るべきでしょう。
posted by office-seki | 23:25 | ・遺言書の「い」 | - | - |
遺言書を準備しておきたいケース その1
事業やアパートを経営している人

事業を経営している人が亡くなった場合、遺産分割協議をうまく進め、事業に必要な試算を
後継者に 引き継がなければなりません。これに失敗すると事業に支障が生じる可能性があります。
経営者が保有している自社株や事業用の不動産などが、適切に後継者が相続できるように遺言書を
作成すべきでしょう。 また、アパートや貸家などの賃貸物件を所有する人が亡くなった場合に、
相続税の申告期限までに 遺産分割協議がまとまらないと、配偶者控除などの税制上の軽減措置が受けられず、
多額の税金が かかる恐れがあります。 相続税が発生しない場合でも、なかなか遺産分割協議がまとまらないと、
その間、アパートの管理や 賃料の受取りをめぐって相続人同士でトラブルになる可能性があります。
そのような事態を避ける ためにも、誰にどの物件を相続させるのか遺言書で指定すべきでしょう。
また、遺言書を準備するだけではなく、なるべく普段から自分の思いをご家族に伝えておくことも 望ましいでしょう。
もちろん、言いにくい内容だからこそ最後の意思表示を遺言書でするという場合は別です。
 
posted by office-seki | 10:22 | ・遺言書の「い」 | - | - |
自分は遺言書を書くべきか
本日から遺言書の必要性や作成する時の注意事項など、遺言書全般について私なりにまとめてみたいと思います。
記念すべき第1回目は、上記のタイトルでスタートします。   −自分は遺言書を書くべきか。−
このような問いかけを自分自身にしたことがある方は、多いのではないでしょうか。
遺言書を書くということは、たぶんあまり楽しいというものではなく面倒でもあり、できれば書かずに
すませたいというのが本音でしょう。遺言書を書かなかったからと言って、必ずトラブルが起きると
いうものでもありません。 しかし、遺言書を書くことは自分の死後、家族間のトラブルを防ぐだけではなく、
自分自身の意思や 希望を表明できる最後の機会でもあります。

自分の希望や考えを残された家族にキチンと伝えておくことは、大切なように思います。
 
posted by office-seki | 10:16 | ・遺言書の「い」 | - | - |